連休フィニッシュ



どーも。この連休はずっと刀を振り回して手にマメを作ってしまいました。
さてさて、この連休は野球を観にいこうかと思ってたんですけど、すっげぇ嫌な予感がしたので観にいくのを止めたのです。今日に至っては、シャワーまで浴びて、中日帽を腰にくくりつけて、朝からマリンスタジアムまでレッツゴー!と思った矢先にその嫌な予感という奴が頭をよぎったのです。あれ、なんだこの感じ。
そう、あれは昨年日本シリーズ第7戦、中日−西武戦のような感じなのです。そのときは「嫌な感じ」という感覚での捕らえ方ではなく、むしろドラマチックにここまで日本シリーズを戦ってきて、自分の中での「負けるわけがねぇ」という気持ちの高ぶりがちょっと生活していく中での変化を「なんかこう、ドキドキしてるわけでもねぇけど、なんだろ、この気持ち」的に明確に位置づけられてるわけでもなく、ふわふわした、それでいて自分の中に頑として居座っていたあの10月25日の試合の時の気分を、いやがおうにも思い出してしまいました。
よって、今日は行くのを止めてしまいました。まぁ俺は今都民だ。仕事が落ち着けば神宮だって東京ドームだって観にいける。芸術アンダースロー渡辺俊を中日打線が打ち崩すその様を想像しつつ試合をまぁネットでちらちら見てたら、猛攻食らって負けてました。
首位陥落。あーすっげぇヤダこの感じ。優勝したシーズンって、俺の気持ちにとても強い影響を及ぼす「中日の勝利」ってやつが、当たり前のように毎日毎日訪れてきて、なんかこう「勝って当たり前」でないけどそれに似たものがずっとあるわけですよ。99年、00年はそうだったなぁ。99年優勝して、00年も巨人が首位だったけど、まぁまくって今年も優勝するだろ、と思ってたら満塁打たれて、サヨナラを連発で打たれて俺のなかの00年シーズンは終わったわけだ。
んで、01年になるとなにもかも全然上手くいかなくて、5位。星野は辞任。毎日しかめっ面で学校行ってたことを思い出す。で、02年は3位であれど、福留が首位打者取ったり、立浪が4番でタイムリー打ちまくったり、憲伸が復活したり、ものすごく細かいところで機嫌は保ってた感じ。で、03年はあの阪神フィーバーで何人のおっさん、バカ者が道頓堀に飛び込んだことだろう。金本の日本シリーズで打ったサヨナラ弾はすげーと正直思ったけど、まぁ福留も30本打ってたし、憲伸ほぼ後半いなくて2位だったし、阪神の確変は2年続かねぇだろう、と。で、去年ですよ。内定とって、学費払い終えて、でさらに俺の目の前で胴上げが行われなかったにしてもとにかく、優勝ですよ。初の日本シリーズ観戦も勝利で、その日本シリーズの最終的な敗北以外はもう自分の思い通りに進んだ一年であった2004年なわけですよ。
さて今年。果たしてこの「嫌な予感」的な感覚は、シーズン通してのものなのか、一日限りの物なのか。せっかく注目の交流戦が始まっても、交流戦勝率であの楽天と争ってるような状況じゃまともに野球観れない。だから今日は俺がもっとも名勝負の日本シリーズだと思ってる、1992年ヤクルトスワローズ西武ライオンズをDVDで観ていた。

そう、去年はうちが勝負をした。魂を揺さぶる戦いにうちの球団は参加していた。立浪の松坂から打った同点3ラン、谷繁が打った逆転満塁ホームラン、山井の活躍、リナレスの覚醒、何もかもがドラマだった。あのカブレラの満塁弾だって頭にこびりついて離れないし、最終戦のエラーの嵐も、山井のカーブを捕らえたカブレラのバット放り投げも、なにもかも日本シリーズのドラマそのものだった。

今年も、そのドラマを観たいものだ。あれだけドラマチックに一年をかけて戦ってもらった後に、2位、3位では寂しすぎる。だから、今年も優勝するしかない。