功名が辻

新装版 功名が辻 (1) (文春文庫)

新装版 功名が辻 (1) (文春文庫)

雨でうだうだしてたので1冊目から読んでみる。
まぁ特徴というか、この小説の主人公の山内一豊ってそんなに凄くない。司馬作品で俺が読んだことあるのって土方歳三とか坂本竜馬とか西郷隆盛なので、そういう人間たちと比べると、あからさまに凡人の部類に入る。
でも結構ドラマあって面白いんだよねー。1巻の基本ストーリーは立身出世していくんだけど、なんかこう力は弱いんだけど敵の強い武将を運良く打ち取ったり、嫁さんいるのに浮気して云々みてーな感じで、普通の人間模様なんだよね。ドラマというか戦国時代の話なんで、信長の快進撃のさなかにそういう逸話みてーな感じで挟まれてる。
でも面白い。うーんなんだろう、小学生とか中学生の時ってこう絶対的なヒーローを好むじゃない。でも高校生くらいになってくると、身近な存在みてーなのに無駄に共感しちゃうみてーな。イチロー好きだったけど日ハム時代の実松をいつのまにか応援してる感じ。
1巻面白かったから2巻買ってみよ。