殿堂入り

近鉄優勝



アナウンサーの志村さんとか、フォークの神、御歳50歳を超えても140km/hの速球を投げ続けている村田兆冶さんとか、巨人V9時代の正捕手、西武黄金時代の監督であった森さんが殿堂入りしたらしい。
で、森さんが殿堂入りしたと聞いて真っ先に思い出したのが、西武での監督在籍期間9年間で唯一優勝できなかった写真のシーズン。89年でしたな。
その前年に日本中を感動させたミラクル・バッファローズの「10・19」があり、そのシーズンは近鉄が優勝できなかったんだけどその次の年に(89年)10月12日だったなぁ。西武とのダブルヘッダーでブライアントが4打数連続本塁打。4−0で迎えた打席でソロホームラン、5−1で迎えた満塁の打席で満塁ホームラン、そして5−5の同点で迎えた打席でもう一点もやれないと西武はエース渡辺久信を投入。しかしブライアントはまたまたホームランを打って試合を決めた・・・と。
そして次の試合でもホームランで大量得点で試合を決定付け、西武を脱落させた。いや、俺のような野球ファンにはしびれる試合ですよ。前年10・19でもブライアントがホームラン打ってんだけど、その後阿波野が高沢にスクリューを打たれて涙の引き分けをしたことを思えば、まさに神の所業。
森監督とあんまし関係ないけど、それが第一に思い出されたわ。清原を育てたり、パリーグ新記録の5年連続リーグ優勝とか、広島との日本シリーズで1分3敗からの逆転優勝とか、巨人との日本シリーズ4タテとかヤクルトとの激戦シリーズ92年、93年とか一杯あるんだけどね。
あの時代はパリーグが面白かった。無論中日を一番に見てたけど。最後に注目の新人清原が現れたときの阪急のエース、山田久志の言葉。


「清原?どこのモンや。3球あれば充分」
「お前らにはまだシンカーは早いわ」


現役でもこれくらい清原に言える奴がいたら・・・面白いのになぁ。
何はともあれ、殿堂入りおめでとうございます。