友人達の来訪と電話



日付的には今日の24時半ごろ、滅多に鳴らない俺様の携帯がうなりをあげる。相手はピザ屋の元戦闘員と現ショッカー二人。


「もちもち〜」
「おぅやっちゃん。今から行くから」
「へ?俺の家、厚木じゃないぞ」
「知ってるよ!とりあえず今ミニストップ(地元のコンビニ)に居るから今から行くわ」
「何しに?」
「遊びに」
「そげにやること無いのか?」
「無い。金無いから交通費頂戴」
「マジかYO!まいいや、半額出すよ」
「オッケー。今から行くわ」


深夜の突然の電話はあまりにも突然だったが、考えてみりゃこうやって我が家に気軽に遊びに来る人間なんぞ異常に限られてるのだ。ピザ屋時代の戦友くらいなものである。んで、部屋の掃除やら洗い物を終わらせてボーっとしているとまた一件の電話。またピザ屋時代の同僚で、そいつは女。どうやら店長サヨナラ&ベテラン達サヨナラ飲み会の幹事をやるらしく、参加の最終確認。その話と並行して今のお話を長々と。かなり久しぶりに電話するとあって長電話。で参加の旨を確認して終了。
でそれからちょっと経って戦闘員達がやってきたので、ご近所の迷惑無視して朝5時くらいまで大騒ぎ。ぷよぷよ60戦マッチやらパワプロ対戦やらで盛り上がって、その後戦闘員達は帰宅。かなり久しぶりに「友人と遊んだ」と自覚できるものだった。
毎日知り合いにも友人にも会わない都会の喧騒にまみれた生活を送っていると、結構意外だったのだが一人に慣れてくる。風邪を患ったときこそかなり寂しい思いもしたし、珍しく用件も無いのに友人に電話したりもしたが、それもちょっと前の話。今ではもうひとりの生活が板につきすぎている。それでもこうやって友人達がおいらを訪ねてくれると嬉しい。なんだかんだで一人は物悲しいのだった。
人間ってそんなに強くないのねと友人達が荒らしまわった部屋を掃除してふと思った水曜日の夜。なんか今日はサッカーやるんだっけ?中日が優勝すれば景気かなり上昇するだろうから別に勝たなくてもいいんじゃね?(非国民の意見)