目の前で起こる日本シリーズの感動



中日ドラゴンズ8−2西武ライオンズ


川上かなぁと電車の中で予想を立てつつ、西武球場前駅に到着。西武球場に到着したのが17時。入るとクソ一杯の人ではあったが、先月30日の神宮球場ほどではない。で、試合開始までコーヒー飲みながら待つ。
バッテリー発表は山井!お、川上は外れたけど山井だったら期待できるぞ!小笠原だと神宮球場のときの負けたイメージが強いので嫌だったんだよね。で、なんか不思議と今日は観てる俺がフワフワしてる感じだった。なんか落ち着かない。客がどよめいてても、打順音頭を歌っていても落ち着かない。その状態のまま試合開始。
初回から今日は締まった試合になるかなぁと思っていた。3試合で19点も取って、18点も取られるのは中日の野球じゃない。パリーグの試合じゃないんだからさすがに今日は締まるだろうという感じ。
2回のリナレスのホームランはホント一瞬だった。4回のアレックスのホームランも一瞬だった。弾道がゆっくりゆっくりスタンドへ飛び込んでいく感じ。燃えよドラゴンズを歌いながらも心がなんか落ち着かない。なんでだろう。あ、そうか、逆転されるのが怖いから平常心を保とうとしてるんだ・・・と自分で試合中に考えた。カブレラの満塁弾は本当にショックだった。天国から地獄へ叩き落された瞬間だった。人間の心をあそこまで短時間に移り変わらせる試合なんて今までそうはなかったからなぁ・・・
ランナーがたまっていく中、井上の打席。俺の中で井上という選手は、常に99年の勝負強いバッティングのイメージと、ここ最近の代打で出てきて凡退しているイメージが交錯している。今日は99年の井上のような、なんかいつでも打つぞ、というイメージだった。そしたら打球音を響かせて3ラン。5点差になった。ここで初めて俺のなかで感情が爆発。隣にいた知らないオヤジと抱き合って、バンザーイ!!
あとは山井の芸術的な投球を見ていればよかった。その後の英二−平井はちょっと不安定だったけど。谷繁の2点タイムリーももちろん喜んだし、荒木のタイムリーも喜んだ。しかし、一番喜んだのはピッチャーが点を取られないことだった。1点英二が取られたけど、今までに比べたら失点じゃないし。何よりここまで3戦観てきて、今日初の日本シリーズ生観戦だったのだが、やっぱりあの男が怖かったのだ。点差が開いていても。アレックス・カブレラ。マジで怖かった。あそこまで「無理、無理!大介、歩かせてもいいよ!英二、歩かせても問題ないよ!」ってなったこと無いよ・・・
ペタジーニにも、清原にも、高橋由にも、松井秀喜にも、R・ローズにも、ラミレスにも、ホージーにも、ウッズにも感じたことの無い異常な威圧感。7回7点差ランナー2塁のときに空振りが異常に怖かった。俺の角度からだとフルカウントになる前のボールがデッドボールっぽかったが当たってなかったらしく結局歩く。そう、それでいいんだと心底、感じたね。和田は怖くなかったし。案の定、ショート井端がきっちり2塁に送って3アウト。
あとは岩瀬が出てもう安心を超えた安堵をすることが出来ましたよ。しっかり勝ったのでヒーローインタビューも聞きたかったけど、22時半なので速攻帰りました。帰ってきたのは0時…終電ギリギリでした。日本シリーズ初観戦は見事勝利で飾ることが出来ました。よかったよかった。西武ドームに行ったドラゴンズファンの仲間達、お疲れ様。とりあえず寝ます。