タクティクスオウガ



今日は休み。午前中で学校も終わるし、映画でも行くか〜と思っていたけど帰った瞬間に襲ってくる壮絶な眠気。というわけで公共料金の払い込みにも買い物にも映画にもメガネを作りにも行けず寝ておりました。何とかここんところ常時襲ってきていた睡魔くんを撃退できたようです。
よって今日はタクティクスオウガをまた最初からやって2章の時点でレベルマックスという鬼のようなやりこみ具合を見せていました。もう何周したかわかんねぇ位やったからなぁ。
このゲーム、何が魅力かってそれは人間のドロドロした所を存分に見せてくれるからなんですよ。映画でもドラマでもなんでも、「正義の味方」的なキャラクターっているでしょ。「悪いことしたことありません」みたいなね。なんかすッげぇムカつく王様とか出てくるでしょ?「あんだこれ。生きてる価値がないなぁ」と思っていてもゲームの中の自分は助けてしまうと。そんなに人生甘く無いじゃん。もっと「はい、いいえ」だけじゃない複雑な選択肢が存在するわけでしょ?このゲームはそこを存分に味わわせてくれております。まぁ4章立てになってて、女神転生なんかでも使っているロウ、ニュートラル、カオスというふうに別れていきます。メガテンと違うのは、混沌、中立、秩序という概念ではなく、自由、優柔不断、栄光って感じか?まぁ正解というか最もグッドなエンディングというものは「自由」を選択することなんだけどね・・・それでも主人公像が一つではないということはなかなかあの時代のゲームにしては珍しいものだね。
もう子供がやるゲームという観念を完全に無視して、1章のカオスに向かうかロウに向かうかの選択肢は、町中の人を殺すことに加担するか(ロウ)、提案した騎士に「ふざけんな!」と反抗するのか(カオス)の選択肢。こんなもん選ばせて、間違って虐殺なんて選択した日には子供泣いちゃうんじゃないか?ちなみにおいらは小学生の時初プレイした記憶があるけど、町中虐殺しましたとさ。栄光ってさ、そんな簡単に手に入るもんじゃないよねと小学生の時から思っていたようです。その後重要人物が仲間にならなかったり、なんか救われない結果に終わってしまっても「ベストな選択かどうかはゲームが決めることじゃないし」とマセガキ魂満載でカオスルートを選んだ友達に毒づいたものです。ゲーム性だけじゃない、異常に心を揺さぶられたゲームでありました。3年ぶりくらいのプレイだったけど俺のレベル上げすぎ病は治ってないね。
明日もバイトは休みなので明日に映画は回そう。たまにはこういう休日もありさ!廃人と罵ってくれ!