駐輪場の爺さんたち



いつも会社に行くときにチャリで駅まで行って電車に乗るわけだが、駅近くの駐輪場が爺さんだらけだ。どう見てもゴールドというよりシルバー世代。それも全員。
なんだかあれだ。都内にいる爺さんたちはこうして仕事を得ているらしい。ブクロなんかに行くとタバコを掃除しているのも爺さんだし、なんかビルのなかを掃除しているのも爺さんだ。
生きるのに必死で好感を覚える。地元の爺さんたちはなんか生きるのに必死には見えない、毎日疲れているだけの老人だらけだった。ピザを頼んでは文句をぶちまけ、前々職ガソリンスタンドでは給油口の開け方を知らない、そんな感じの、あんまり言ってはいけないけど「俺にとって有害なジジイ」だらけだったのだ。言うけど。給油口あけないでどうやってガソリンいれんのさ。ピザが高い?じゃ食うなっつう話ですよ。

でもここの爺さんたちは少なくとも俺にとって有害どころか有益な仕事をしてくれているのだ。数がいっぱいいるせいか駐輪場の出し入れは非常にスムーズ。出るときには「お疲れ様でした」とか、雨が降っているときには「大変だねぇ」と気遣いも完璧。
・・・と褒めちぎってみたのだが、一つ難点がある。それはお釣りを高い確率で間違えてくれることである。一日150円で、千円出すと900円返ってくる素敵なシステムを提供してくれる。500円なら400円返ってくる。でも200円だと50円返ってくる。爺さん!金銭の受け渡しはしっかりやれよ!間違えたお釣りを渡した後、満足そうにコーヒー飲むな!何も成し遂げてねーぞ!