いたくおーくそん



友人たちによく頼まれ物をする。それはネットをうまく使えるのが仲間内で俺だけだから!というわけだ。奴らはAmazonYahoo!オークションの違いもわからん可愛いネット赤ちゃんであるため、ネット老人である俺がモノを買ってきたり、売りさばいたりしているのだ。南無。
昨日ダーツやってるときに後輩の女がブクロまで来て、「これ売ってくれ」ととある超有名アーティストのチケットアリーナ席を渡され、頼まれた。で、どんぐらいで値が推移してて、いくらで売りたいかというリサーチをして、貰った前報酬はなんとコーヒー牛乳3本。お人よしにもほどがあるぞ俺。せめて女の紹介、合コンのひとつくらいは頼んでもバチが当たらないめんどい仕事だ。
んで、45000円を即決価格にして、出品した瞬間に速攻落とされた。夜の4時に、即決45000円で売れるチケット。評価は無い、そう、新規の奴だったのだ。もしかしたらファンクラブとかでアカウント大量に持ってて、こういう「チケットを多額で売りつける」ネットダフ屋に対して落札だけして連絡無しで、こっちが出品者メールを送って来たのをファンクラブDBのBLに登録・・・みたいなのをどこでもやってるかもしれん。
案の定日曜になってもそいつからの連絡はなく、ある程度予想してたのでもう一回出してみたら、また20分もたたないうちに売れてた。また新規。もう勘弁してくれーとメールだけ送って、今度はそいつを無視してもっかい出品しようかと思ったらメールが返ってきた。
どうやらどうしてもライブに参加したくてオークションに初めて登録したんだって。で、詐欺っぽいメールとかもあって疑心暗鬼になっている、だから本当に売ってくれるの?的な内容のメールだったから、そんな人のことをまるっきり疑ってかかるような奴に幸せはこねーぞ、第一俺に失礼だろ!と激怒メールを送ろうかとカタカタ打ってたら、電話かかってきて、なんとその落札者。すっごい訛った女が「大丈夫ですよね、大丈夫ですよね?」と子犬のようにせがむので、「いやいや、詐欺とか疑われても、そんなことしないから」とさらっと受け流して、明日振り込んでくれる旨を約束させ、それが確認でき次第責任もって送ることを約束した。つ、疲れた・・・。


で、45000円で売れたことを後輩に伝えたら、「あー○○も人気まだあるんですねぇ〜ありがとうございました〜」って一言で俺の苦労は終了。マジで合コンの一つくらいはと言おうかと思ったが、後輩の携帯の電池が切れたので結局こんだけ苦労して報酬はコーヒー牛乳3本になりそうだ。しかもそれ土曜にダーツバーに忘れてきちゃった。ごめん店員さん。それ、俺の苦労の報酬なんだ。