ドラフト会議



うちの会社にはドラフト会議がある。
偉い人たちが新人をあの手この手で引っ張ってこようとするのだ。
で、今年の新人どものドラフト表を昨日見た。なるほど、顔写真や住所や特徴やら分野がところ狭しと書いてある。うちの現場に来る新人は俺の管轄で無いけど、ドラフト2位〜4位くらいの実力者たちだ。
だが、まだまだ一年坊主どもには負けてられん。俺だって学費稼ぐためにバイトしながらDB周りやらPHPやらやってきた人間だ。どこ大学出てきてようがこの業界技術ない奴は死あるのみなのだ。即戦力極まりない、逸材なのだ!
課長に聞いてみた。
「僕は野茂とか清原みたいに、何球団か競合したんですかね?」
「坂田君は万馬券!」
やる気が全身から抜けた。なんだ、俺は自分がシンボリルドルフナリタブライアンオグリキャップだと思ってたんだが、タケノベルベッドだったのか。