ポリス沙汰続き

〜昨日の続き〜
せっかく純情かつ将来有望な若手サラリーマンが意気揚々と帰ろうとしていたのに、警官なる政府の犬に三人がかりで囲まれ、あろうことか所持品を品定めしたあげく、一個の物体に対して麻薬にすごい勢いで吠える空港の麻薬Gメンよろしく、「ん?なにかなこれは」とドンキで買った十徳ナイフを見て興奮されたあと、西池袋署まで拉致するという暴挙に発展してしまう。
運転席にポリスメン、助手席にポリスメン、後部座席右にポリスメン、後部座席中央に若手リーマン、後部座席左にポリスメンというパトカーの乗組員構成だったよ☆
普段通勤路でありながら、まぁ入るこたぁないだろうなと毎日感じていたそのビルディング、西池袋署に、僕は二人の警官に囲まれながら入っていったわけだ。
で、地域課なるところに通され、所持品をさきほど洗ったにも関わらずすべて再度出せという非常な命令と共に、受けたくもない説教を聴かされておったそうじゃ。
「池袋はなぁ、治安が悪いでしょ。君がその気じゃなくても、酔っ払いに絡まれたとかで、なにかの弾みでこれ(十徳ナイフ)を出してしまうかもしれない。流血沙汰になったら大変だよ。だから、こういうものをみだりに持ち歩かないように、という法律があるんだ。軽犯罪法ね。でも、君はとくに意味もなく、なんとなく持っていただけだと思うし、ちゃんとお勤めされてる方だし、この十徳は返す。今後、こういうものを持ち歩いてこんなところに来ることがないように」
との非常にありがたい説法を聞かされ、帰らされた。
うむ、非常に貴重な体験である。ネタにはなるかなーと思って、別に反抗するそぶりも見せず、しょげた様子も見せず、警官たちが織り成す池袋と犯罪者劇場を楽しんでみた。みたが、もし逮捕的な結末になっていれば、免職確実、田舎に帰るというとんでもない事態に発展しかねない状態であったわけだ。
それを考えると・・・ギリギリセーフなのかなこの事件は。
まぁさすがにもう一回やったらシャレになんないくらい怒られること間違いないので、十徳返してもらったけど家に保管しときます。
俺が警察に捕まるときは企業同士の仕手戦の金が入り乱れる中での逮捕劇だと思っていたのに、現実は寒い。