浮き輪もないが浮く

こういう何人かのチームに分かれて仕事をしている環境で、悲しいくらい人と人の溝を深くしていって、それこそ誰と仕事をしても、どんな仕事をしていても「浮く」人間というのが、存在する。
喋っても何言ってるかわかんないし、仕事も良く分からんところに連れて行かれる感じ。毎回そういう人と組むたびに俺はどーしようもないことでぶっちぎれて、出来るだけ違うチームに投げる。必要ないから、出来るだけ早く返して少しでも仕事をスムーズに進める、俺なりの少数精鋭的な仕事術というかやり方。でもチームなんて20人もいないから、1ヶ月くらいしたらまた別のプロジェクトの終盤で、「人欲しいっす」「ん〜そうか、じゃアサインしてあげる」「マジっすか誰ですか?」「○○さん(浮いてる人)」「ホントマジ勘弁してくださいよ」という流れがまたやってきたりするわけだ。
浮く人材。タイタニックが氷山にぶつかった瞬間にその人を海に派遣すればジャックとローズも助かって永久にニャンニャンできたかもしらん。しかし俺たちは豪華客船の客でもなければ、氷山の周りを航海してるわけでもない。不要、不要なのだひいては。
特に俺は昔からの病気なのだが、浮く人材に対して世界一冷たい。ピザ屋時代にも事務所でバカに5分くらい棚を蹴りながら怒鳴り散らしたこともあるし、運用の変なおっさんを電話口でずっとねちっこくキレっぱなしジャーマンで泣く寸前まで追い込んだこともあるし。
・・・あれ?結果的に現場の空気を悪くしてるの、俺?俺なの?
今日も激怒したけど、ねぇ、浮いてるの、俺?